誰がアパレルを殺すのか 杉原淳一 染原睦美
きっかけはこのショッキングなタイトルと自分が洋服好きのため思わずジャケ買いした一冊
内容は一見華やかなアパレル業界の内情や現在の業界が抱えている闇が前半部分に描かれている。
後半部分では日本及び海外での新たな動きについて言及し、特にエバーレーンというアメリカの新興企業では店舗さえ持たずに商品を販売し、支払いは電子決済ののみ、さらには商品の原価を表示したりと今までにない取り組みで業績を伸ばしている企業についいて述べられているところは時代は新たな局面に入っていることを実感させられた。日本ではやはりゾゾタウンについて詳しく述べられており、現在における影響力がうかがえる。
どんな業界でも再編があるがアパレル業界はまさにその真っただ中にあると判る内容であった。