君は天職に出会っているか
君は天職に出会っているか。
この本からのメッセージはまさにこの人に尽きる・・という感想は誰もが思いつくものだが、自分が思った感想はちょっと違う。
ストーリーはナイキの創始者フィルナイトがオニツカタイガーの代理店からナイキを立ち上げ上場し、成功を収めるまで描かれているが、あのナイキが自宅のガレージから始めた本当の零細企業から始まったものと全く知らなかった❗️
さらにフィルナイト以外の個性的な登場人物が物語をより劇的なものにしているのもこの本が売れている理由だろう。
しかし、自分が1番印象に残ったことは、フィルナイトが会計士の資格をもっていてナイキの資金繰りが大変でその資金を捻出するために会計士の仕事をしていたことだ。
よく、会計の仕組みを知っている経営者は強いとか、経営者でも簿記に強くなれというビジネス本が溢れているが、シュードッグを読むと必ずしもそれは当てはまらないことが解る。
会計に強いはずのフィルナイトがいつも資金繰りで四苦八苦していたからだ。
彼の場合は靴を通じてアスリートに貢献したいという情熱がまさに成功の秘訣でお金は後から付いてくるものとうことを教えてくれている。
1番幸せな生き方ともいえのではないか。